昨晩は福岡市内で森林とカーボンオフセットに関する市民講座。
その後、主催者側と居酒屋で会食したのですが、地球温暖化に関する議論に。
「地球温暖化懐疑論などもあるが、その場合オフセットはどうなっていくのか」
という質問が。
なるほど。凄くいいツッコミ。
もし仮に、温暖化が特定の集団が恣意的にあおっていることだとしても、脱化石燃料、低炭素社会はめざすべきでしょう。これはウチのボスもメディアなどで語っていること。
先日のクーリエジャポンにも掲載されています。
それに対しての反応は、「つまり、立ち向かうべきは地球温暖化というよりはピークオイルなんですね?」
そのとおり!(けど温暖化を否定しているわけではないデス)
日本は2012年までの温室効果ガスマイナス6%のうち、3.8%は日本の森林がCO2を吸収することで達成しようとしています。
ところがぶっちゃけ、山村で3.8%を日々意識しながら間伐に取り組む林業従事者はまずいないでしょう。
誤解を恐れずにいえば、現場にとっては間伐することで森が元気になって、かつ地域が活性化さえすればいいのだ。
オフセットはそのための手段(ツール)であって、目的ではありません。
木質バイオマスの活用も、脱化石燃料の一つとしても重要です。
おかげで自分の考えていることがすっきり整理できました。
ふく森のみなさん、ありがとうございます m(v_v)m
水谷伸吉