10.Jul.2009
by Shinkichi Mizutani

大学生の反応

今日は、都内某大学で大学生向けに講演。

「グローバル・メディア・スタディーズ学部」に所属する学生さんが対象。

(珍しい学部なのでどこだかバレますな)

講演のオファーをいただいたとき、森づくりを生業としている団体なのに、「メディア」に関連した話をするというのは最初は気が引けましたが、森の現状やカーボンオフセットのことをいかに世に伝えていくか、という意味ではウチのようなジャンルの組織であっても当然コミュニケーションは必要だし、さまざまな形で取り組みを知ってもらうことも重要だ、と思いお受けすることに。

ということで日本や世界の森の現状、カーボンオフセットの仕組み、more Treesとしての取り組み、そしてこれまでの媒体とのかかわり、ファッションや音楽とのコラボなどを紹介しました。

その後の質疑応答では、なかなかいいところを突く質問や意見が。

「オフセットするのに1トン●円という相場は決まっているのですか?」

「オフセットしてゼロにするのはいいけど、それだけでは過去に排出された分は取り戻せないのでは?」

うーん、なかなかいい突っ込み。

(トンいくら、という相場は決まっておらず、more Treesの場合は森づくりにかかる費用とそれによって吸収されるCO2の量から値段を割り出している、と回答。

また、オフセットに関しては排出した分以上にオフセットすること「カーボンマイナス」によって、過去に排出された分(もしくは他人が排出した分)もオフセットできる、とお答えしてます)

さらには

「学生は時間もあるので、ぜひ日本の山村で間伐を体験したい!そういう場はあるんですか?」

熱い!そういう場を増やすことも当然主眼に置いてます。はい。

カーボンオフセットは所詮(といっては語弊があるが)空気の付き合い。

都会のご近所さん同士のように希薄なつながりに過ぎません。

その次のステップとして、間伐材でつながる。つまりモノという目に見え、触れることのできるものでつながる。

そして究極のつながりは、実際に現地にいって現地の人と交流したり、現場を体感すること。

もちろん先ほど紹介したような学生さんのように意識の高い人は一足飛びに現地に行くのがいいです。

ただし、時間やお金がない人、さらには森への関心が薄い人にはまずオフセットという気軽に取り組めて時間的制約もクリアできる方法で森を知ってもらえれば、というのがボクらの思い。

空気から始まった薄い付き合いが、最終的には地域との濃い付き合いになれば素晴らしいことです。

つまりオフセットは一過性のビジネスなんかでなく、森づくりそして地域づくりのためのツール。

普段なかなか一般の学生さんの反応を見る機会がなかったので、とてもいい経験になりました。

水谷伸吉

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