先週末の3日間、九州に行ってきました。
そもそも大分で環境セミナーがあり、そこで国内森林とカーボンオフセットの話などを紹介したのですが、せっかく九州に来たなら、ということで主催者に気を使っていただき、林業の現場もみせてもらったわけです。
そういうわけで大分市内から車で3時間以上かけて行ったのが、宮崎県の諸塚村。
かなり山深いところで、本当に平地が少ない。。。
住宅や建物は、川沿いの斜面や山腹にへばりつくように建っていて、言っては失礼ですが、「陸の孤島」というのが第一印象。
でもまぁ林業が盛んな場所は山間部ですから、ある意味当然かもしれないですね。
それがなんとも言えない神秘性を感じてしまうんです。
諸塚は村全体で森林認証(FSC)を取得しているし、村の木材を地域で利用してもらおうという産直住宅の取り組みにも力を入れています。
村役場の方に、製材所などを案内していただき、ひきつづき夜は村の特産品のシイタケ料理などでちょっと一杯。
いろいろ話を聞いていると、FSCも導入して先進的に取り組んでいるものの、林業として十分潤っているとは言い難い、という地元の方の声を聞くと、こうやって林業を頑張ろうとしている人たちが報われる仕組みが必要だなぁと痛感しました。
カーボンオフセットも、その一助になれるかもしれません。
何かと考えさせられる九州の森でした。
水谷伸吉