昨年11月末、モア・トゥリーズの森第一号が四万十川の源流でもある高知県梼原町に誕生しました。
モア・トゥリーズは「国内外での森づくり」を謳っているわけでして、第二号であり海外第一号の森を立ち上げようと、いま候補地の選定をつづけています。
現在、その最有力候補となっているのがフィリピンの熱帯林。
昨年末から、現地の調査やパイロットプロジェクトを推進しているシンクタンクやNGOと活発に意見をやり取りしています。
ちなみにフィリピンのこの候補地は再植林、アグロフォレストリー、バイオ燃料、そしてREDDという4つの要素が入っています。
REDD(Reducing Emission from Deforestation and Degradation)とは、森林破壊や劣化によるCO2の排出を食い止める、というコンセプトで、昨年12月にバリで開かれたCOP13でも活発に議論されたテーマです。
確かに失われた森を取り戻すべく植林することは大切ですが、それと同時に、そもそも森が失われないような施策も必要なわけです。
『まずは今ある森が失われないようにする。それでも失われてしまった森は植林する。』
モア・トゥリーズとして海外第一号の森は、こうした切り口も盛り込んだ森にしていきたいと思っています。
進捗は随時、ブログでもお伝えしたいと思います。
水谷伸吉