08.Mar.2018
by Shinkichi Mizutani

木育と終活と「ウッドエンド」

ecoffin WiLL(エコフィン)

水谷です。

いきなりですが、日本では1年間に約130万人が亡くなっているそうです。

当然ながら、その数だけ棺桶も必要になります。

つまり、棺桶は絶対になくならない需要なのです!!

一方、日本人が使用する棺桶の大半は中国製だということも分かりました。

 

日本人が、海外の森林資源のお世話になって旅立つ。

これって何かおかしいな。。。

 

そう思って、棺を手掛けるウィルライフ社の増田社長らと一緒に高知県に飛んだのが2008年。

そして2009年から、国産材の棺「ecoffin WiLL」の販売がスタートしました。

(エコなコフィン(棺)、という造語ですw)

本体には、四万十ヒノキの集成材が使用されています。

ecoffin WiLL

 

ウッドスタートという取り組み

2004年に「木育」という言葉が日本で初めて使われるようになりました。木育とは、木の良さを五感で感じながら積極的に地域の持続可能な木材を使っていくことで、森と暮らしを豊かにしていく心を育むことを指しています。

木育は特にこの数年(2010年以降)、急速に各地で浸透してきています。

その一環として、東京おもちゃ美術館では「ウッドスタート」という取り組みを進めています。ウッドスタートとは、赤ちゃんが初めて出会うおもちゃ「ファーストトイ」を地元産の木のおもちゃにすることなどをメインに推進する取り組みです。

 

ならばウッドエンドも

ボクはこの数年間、「木育推進委員」として東京おもちゃ美術館さんとも関わってきました。

「ウッドスタート」という言葉を耳にするなかで、ふと「ウッドエンド」という言葉もあっていいのではないか、と思ったんです。

2014年秋のことでした。

赤ちゃんが生まれて初めて触れるファーストトイが木であるのであれば、最後に旅立つ棺も日本の木。

(そして卒塔婆も木。)

これぞ「ゆりかごから墓場まで」の木育なのでは。

「木育」と聞くと子供を対象とした分野だと思われがちですが、ボクは生涯教育なんだと思っています。人生の旅立ちの瞬間も日本の木に囲まれたほうがそりゃいいじゃないですか。

実際に、埼玉県秩父市で先日開催された「木育サミット2018in秩父」では、秩父産の棺とともにecoffinが展示されて、実際に棺に入れる「入棺体験」も実施されました。

ちなみに国産材の棺は残念ながらまだまだシェアが低いです。

ですが、もしシェアが1%に伸びたとすると出荷量は年間13,000本

仮に1本あたり10万円で販売すれば13億円のマーケット。(実際にはもっと高値になるはずです)これを全国の各エリアの工房が地元の木でつくるとして、10か所で割っても1工房あたり1.3億円の売り上げになります。

地場産業としてはそれなりの規模ですよね。

そんな皮算用はほどほどにしつつ、まずはそんな棺があるということを知ってもらえればと思っています。

全国各地で作られた棺桶が、地元の方に使われるような流れができたらいいですね。これぞ地産地消。

もし棺桶をお入用の際には是非ご一報ください m(_ _)m

水谷伸吉

Comment(1)

  1. 山中湖でのタイニーハウスワークショップに参加して水谷さんのお話しをお聴きしました。
    私も日本の材を使用した棺桶に入りたいです。

    どの様に申し込みすれば良いのでしょうか?

    - 田中 猛之

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